派遣社員の仕事術 ~わらしべ長者戦略~

こんにちは。KOUKIです。

派遣プログラマ兼SEで生計を立てています。

皆さんは、わらしべ長者という日本昔話を読んだことはあるでしょうか。

ある一人の貧乏人が最初に持っていたワラを物々交換を経ていくにつれて、最後には大金持ちになる話」です。

これを「派遣社員にあてはめたらどうなるのか」といった話を今回していこうと思います。

この記事を読むことで、「派遣社員として働くメリット」について知ってもらえればと思います。

前提条件

派遣プログラマ向けに書きます。(私が、派遣プログラマ兼SEのため)

正社員だと実行が難しい戦略かもしれません。

わらしべ長者戦略とは

わらしべ長者戦略(プログラマ向け)とは、「自分の手持ちの技術を担保に、より高いスキルを獲得する戦略」を指しています。

私は、派遣でプログラマ兼SEをしておりますが、この戦略により「時給3200円」という高単価な案件を獲得することができています。

振り返ってみるとわらしべ長者の話と似ていた為、「わらしべ長者戦略」と呼んでいます。

開発スキルの推移

論より証拠です。まずは、私の開発スキルの推移を見てください。

私は、現時点(2019年10月)で開発経験が3年になりました。

開発現場は、1年毎に変わるように意識して働いています。

開発一年目

開発一年目は、フロントエンドの実務経験を積みました。

開発一年目
担当工程:詳細設計書、実装、テスト、本番導入
言語 :JavaScript(メイン言語), HTML5, CSS3
DB :MongoDB
特徴 :UI画面の開発業務
時給 :2100円

時給は2100円で、開発未経験にしては高いですね。派遣エンジニアは時給が高い傾向にあるので、オススメです。

開発二年目

開発二年目は、業務自動化系の実務経験を積みました。

開発二年目
担当工程:基本・詳細設計書、実装、テスト、本番導入
言語:PowerShell(メイン言語), C#, Python
DB:特になし
特徴:業務自動化、テスト自動化などのプログラミングによる自動化案件
時給:2300円

少しだけ時給が上がりましたね^^

開発三年目(2019年10月現在)

開発三年目は、バックエンドを中心に実務経験を積みました。

開発三年目
担当工程:基本・詳細設計書、実装、テスト、技術提案
言語:Python(メイン言語), HTML5, CSS3, javaScript, jQuery
WF:Django
DB:PostgreSQL, redis
OS:Linux
その他:Docker
時給:3200円

時給が爆上がりしましたね^^

加えて、技術領域の対応範囲もかなり広がりました。

わらしべ長者戦略の優位性

開発スキルの推移を見て貰えるとわかると思いますが、年数を重ねるごとに開発レベルが向上していることがわかると思います。

これは、「偶然そうなったわけではなく、狙って達成した事」になります。

現在の手持ちの技術を担保に、より高い技術やお金を得られる現場を狙って、行動し続けた結果です。

これは、藁を物々交換して行くうちに、最終的には巨大な富を得たわらしべ長者の話と似ていますよね?

わらしべ長者戦略が可能なのは「現場を自由に移動できる職業形態」が必須条件であるため、私は派遣社員で働いています。

わらしべ長者戦略の優位性は、次のとおりであると考えています。

わらしべ長者戦略の優位性
・経験を積むごとに給料が増える
・高いスキルが身につきやすい
・自分がやりたい技術を扱う案件に参画しやすくなる
・技術提案や技術調査といった面白いポジションも獲得できる

経験が少なく、かつ新卒社員でもない限りは、「派遣社員で働くことを推奨する」私ですが、その最たる理由が、このわらしべ長者戦略にあります。

正直、未経験で正社員になってもスキルは身につきません。

そのあたりのことは、過去記事でも紹介しています。

案件を選定するコツ

未経験のうちは、案件を選ぶことは難しいと思います。しかし、開発経験が2年目以降になると徐々に案件が選べるようになってきます。

案件を選定するコツは、「現在の自分のスキルと関連性があるか」という観点で探して下さい。

バックエンドの経験を積んだエンジニアが、iosアプリの開発に参画するメリットはそれ程ありません。※iosアプリの開発がしたい場合は、是非入って下さい

自分がこれまで積んできた経験の+αの案件だと、「高単価」な案件が取得しやすいです。

高単価な案件を獲得する方法については、こちらをご覧ください。

あとは、最終的には「○○になる」などの目標を持っているとベストですね。

私の場合は、BtoC開発者やIoTエンジニアになるという目標があり、案件を徐々に自分の行きたい領域に近づけています。

例えば、現在はWeb系の開発案件に参画していますが、その前は業務系案件でした。

Web系の開発案件に入った理由は、BtoCやIoT開発領域がWeb系の同一線上にあると考えているからです。

自分の行きたい領域に徐々にスライドできるのも派遣社員のメリットですね。

注意事項

実務経験が少ないうちは、派遣社員の就業をお勧めしていますが、3年くらい経験を積んだら「正社員就業」を目指してください。

理由は、「景気後退の影響で、もしかしたら派遣の仕事が減る可能性がある」からです。※あくまで可能性の話です

詳細については、こちらの記事を読んでください。

あとがき

いかがだったでしょうか。

終身雇用制度が崩壊した今、個人が自分の得意分野を伸ばしてスペシャリストになることが推奨されるようになってきました。

わらしべ長者戦略は、まさに「スペシャリストになる戦略」であると言えます。

雇用形態に囚われずに、自分のスキルを伸ばす選択を是非取っていただきたいです。

それでは、またっ!

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