ITエンジニアにとって「英語は必要なのか」について、現役でプログラマ兼SEの私が、個人的な見解を述べさせていただこうかと思います。
<目次>
結論
英語は、「必要」です。
なぜ必要なのか?
ITエンジニアが英語を習得すると沢山のメリットがあります。
例えば、以下のメリットが挙げられます。
<メリット>
・最先端技術のキャッチアップが容易になる
・学習教材に困らない
・ブリッジSEを目指せる
一つずつ見ていきましょう。
最先端技術のキャッチアップが容易になる
ITの本場は、アメリカです。
アメリカから技術発信され、日本には、「2~3年遅れてその情報が届く」といったイメージですね^^
派遣先でもよく「アメリカではやった技術は、2~3年後、日本でもはやるわ~」という話をよく聞きます。
例えば、現在、日本でもようやくはやり始めた「Docker」というコンテナ技術もアメリカではとっくの昔に実用化され、システム開発手法の一つとして活用されています。
昔、派遣先で、「Docker使いませんか?」と提案しましたが、「何それ?」と返されたことを今でも覚えていますw
現在は、Dockerを使った開発現場に入ることができたのでDockerを活用できていますが、日本はアメリカと比較してかなり遅れていることがわかると思います。
しかし、逆にいうと最先端技術情報をキャッチアップすることさえできれば、「他のエンジニアより一歩進んだエンジニアになれる」ということにもなります。
こういった情報は「英語」で書かれているので、英語ができると比較的キャッチアップが容易になると思います。
Dockerの例では、公式サイトは全て英語になっています。
学習教材に困らない
英語ができれば、学習教材に困らなくなります。
私がお勧めしている「udemy」も日本語よりも英語の教材の方が圧倒的に多いです。
また、よくAmazonで電子書籍を購入するのですが、「Django 洋書」と検索すると結構いい感じの洋書がたくさんでてきます。
私は、「一年前」からプログラミングの学習は洋書で行うようにしています。
そこで気づいたのですが、洋書の方が、日本語の参考書よりクオリティが高いです^^
また、書籍数も圧倒的に洋書の方が多いので、極めたい技術に関してより多くの知識を吸収することが可能です。
値段は、日本語版、英語版、どちらも高いですが^^;
最近読んだ洋書だと、以下がお勧めです。
- Django for Beginners: Build websites with Python and Django
- Django for APIs: Build web APIs with Python & Django
- Django for Professionals: Production websites with Python & Django
簡単な英語で書かれているので、初心者でも読みやすいです。
ブリッジSEを目指せる
日本では、現在、「超少子高齢化」になってきており、「働き手」が足りなくなってきています。
ITエンジニアも人手不足とされています。
とはいっても、「富士通やNECなどの大手Sierは、早期退職者を募集しているじゃないか」といった声が聞こえてきそうです。
そうです。ITエンジニアは「最先端技術を活用できるITエンジニア」の数が少ないのであって、「普通のエンジニアの数は余っている」ということですね。正確にいうと。
以前、派遣先で「dockerってなに?」と聞かれたことがありましたが、「ああ、この人、勉強してないんだろうな」と感じた覚えがあります。超大手企業のグループ会社の社員さんだったので、ちょっとがっかりしました。
正社員のエンジニアさんって勉強しなくなるのでしょうか^^;
「働き手自体の不足」と「最先端技術の知見を持っているエンジニアの不足」が相まって、IT現場では、「オフショア開発」が注目されてきています。
オフショア開発とは、システム開発などの業務を海外企業、または海外の現地法人などに委託することを指します。
インド、中国、ベトナムなどが主流ですね。
彼らは「単価が安く」、「勉強熱心であり」、「英語も堪能な人が多い」ので、今後は海外へ委託する企業も増えていくのではないかと予想しています^^;
そのような状況になれば、海外メンバーと日本メンバーの橋渡し役の存在が必要不可欠になってくると思われます。
その役割を担うのが、「ブリッジSE」です。
ブリッジSEは、日本企業と海外の開発者を繋ぐコミュニケーターの事を指します。
ブリッジSEになれれば、今後しばらくは、職探しに苦労しなさそうに思えます^^
おわりに
「翻訳機が開発されつつあるから、英語は学ばなくてもよくない?」といった声が聞こえてきそうですが、それでも私は英語を学ぶべきだと考えます。
日本と外国の文化は異なっており、その色は「言語」によく表れていると思います。
翻訳機は言葉を翻訳してくれるかもしれませんが、文化自体は翻訳してくれません。
言語は、コミュニケーションツールであり、相手と円滑なコミュニケーションをとるためには、言語学習を通して、外国の文化も知る必要があると考えます。
私は、Netfilx で「フルハウス」という海外コメディ番組をよく見るのですが、「ハグ」や「キス」のオンパレードでした。
「外国人の愛情表現はこんな感じなのか~」と日本では見られない光景に驚きましたね^^
ビジネスであっても「文化」の壁は必ずあります。
相手がどのような考えや信念で仕事をしているのか考えるのも、今後必要になってくるかと思います。
外国人との交流を今から増やすのも手かもしれません。私はビデオ学習と並行してDMM英会話を学習に取り入れようと考えています^^

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